一般用医薬品分類一覧と第1類第2類第3類の違い

一般用医薬品分類一覧を整理し、第1類・第2類・第3類の特徴やリスク区分、添付文書の活用法まで医療従事者目線で解説するとしたらどうなるか?

一般用医薬品分類一覧と区分の基本

一般用医薬品分類一覧の全体像
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第1類~第3類と要指導医薬品

一般用医薬品分類一覧の中核となる第1類・第2類・第3類と要指導医薬品の関係を整理し、医療用医薬品との線引きを確認します。

参考)一般用医薬品 - Wikipedia
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厚生労働省リスク区分リストの読み方

厚生労働省が公表する一般用医薬品の区分リストや製品群一覧を利用し、現場で「分類一覧」を素早く確認するためのポイントを解説します。

参考)https://www.mhlw.go.jp/shingi/2004/09/s0906-6d.html
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医療従事者なら押さえたい意外なポイント

PMDAの添付文書検索やリスク区分改正の経緯など、検索上位ではあまり触れられない情報を「一般用医薬品分類一覧」の文脈で取り上げます。

参考)一般用医薬品・要指導医薬品 添付文書等情報検索


一般用医薬品分類一覧とOTC医薬品の範囲



一般用医薬品分類一覧を理解するうえで、まず押さえたいのがOTC医薬品という概念です。 OTCは「Over The Counter」の略で、医師の処方箋なしに薬局やドラッグストアで購入できる要指導医薬品と一般用医薬品を含む枠組みを指します。


参考)OTC医薬品の分類|くすりと健康の情報局
医療従事者目線では、OTCのなかで一般用医薬品が「セルフメディケーションの主役」であり、軽度な体調不良に対して生活者自身が選択・使用する薬である点が重要です。 一般用医薬品は、成分のリスク(副作用・相互作用・使用方法の難易度)に応じて第1類、第2類、第3類に分類されており、これが一般用医薬品分類一覧の骨格になります。


参考)必ず知っておきたい!医薬品の分類について表を用いて詳しく解説…


以下は、一般用医薬品分類一覧の基本構造を示すシンプルな表です。














参考)https://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-11121000-Iyakushokuhinkyoku-Soumuka/0000050568.pdf



参考)https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r98520000031khv-att/2r98520000031kti_1.pdf


































区分 リスク水準 主な例 販売者
第1類医薬品 特にリスクが高い スイッチOTCの一部、抗アレルギー薬など 薬剤師のみ
第2類医薬品 リスクが中等度、注意が必要 かぜ薬、解熱鎮痛薬、胃腸薬など 薬剤師・登録販売者
指定第2類医薬品 第2類の中でさらに注意を要する 一部の解熱鎮痛薬、鎮咳去痰薬など 薬剤師・登録販売者(情報提供強化)
第3類医薬品 第1・第2類以外で比較的リスクが低い ビタミン剤、整腸剤、うがい薬など 薬剤師・登録販売者


一般用医薬品分類一覧を現場で扱う際には、単なる「第1類・第2類・第3類」というラベルだけでなく、要指導医薬品との境界を同時に意識することが求められます。 要指導医薬品は、OTCでありながら処方箋に準じた厳格な管理が必要なグループで、販売時には薬剤師による対面での情報提供と指導が必須です。


一見すると、要指導医薬品は一般用医薬品分類一覧から独立したカテゴリに見えますが、リスク評価の延長線上に位置付けられており、将来的に一般用医薬品へ移行するスイッチOTC候補を含むことがあります。 医療従事者としては、OTC全体の構造を俯瞰し、「一般用医薬品分類一覧」がその中核であると理解しておくと、患者からの相談対応がスムーズになります。


参考)https://www.nichiiko.co.jp/medicine/explanatory_material/data/maruwakari_chisiki_202505.pdf


OTC医薬品の分類に関する公式な概要解説として、第一三共ヘルスケアの「OTC医薬品の分類」ページには、一般用医薬品と要指導医薬品の違い、リスク評価の考え方がわかりやすく整理されています。


OTC医薬品の分類|くすりと健康の情報局


一般用医薬品分類一覧と第1類医薬品の特徴

一般用医薬品分類一覧の中で最もリスクが高いと位置付けられるのが第1類医薬品です。 第1類医薬品は、副作用や相互作用、使用方法の難しさなどの観点から安全性上特に注意を要すると評価された製品で、販売は薬剤師に限られています。 店頭においても生活者が自己判断だけで簡単に手に取れないよう、カウンターの内側など「すぐに手の届かない場所」に陳列することが求められています。



第1類医薬品の代表例としては、スイッチOTCとなった一部の抗アレルギー薬、プロトンポンプ阻害薬、外用ステロイド薬などが挙げられます。 厚生労働省の資料では「一般用医薬品(第1類、第2類)の主な種類」として、成分ごとに分類された製品群一覧が公開されており、第1類に該当する具体的な成分を確認できます。 医療従事者が患者指導を行う際には、この一覧を参照し、自施設で処方している医療用医薬品とOTC第1類医薬品との重複・相互作用の可能性をチェックすることが有用です。



第1類医薬品は情報提供義務が特に重く、販売時には書面または所定の電磁的記録(電子媒体)による情報提供が義務付けられています。 最近のオンライン販売の拡大に伴い、電磁的記録による説明文提供やチャットでの薬剤師対応など、ICTを活用した情報提供手段が増えている点は、分類一覧だけを見ていると見落とされがちな変化です。


参考)https://www.mhlw.go.jp/web/t_doc?dataId=00tb3352&dataType=1&pageNo=1dataType=1href="https://www.mhlw.go.jp/web/t_doc?dataId=00tb3352&dataType=1&pageNo=1">https://www.mhlw.go.jp/web/t_doc?dataId=00tb3352&dataType=1&pageNo=1pageNo=1" target="_blank" rel="noopener">・一般用医薬品の区分リストについて(◆平成19年03月30日…
医療現場では、第1類医薬品を「OTCの中でも処方薬に近い感覚で扱うもの」として認識し、患者が自己判断で購入している場合、外来問診で必ずチェックすべき薬群としてリスト化しておくと安全性向上につながります。



一般用医薬品のリスク区分については、厚生労働省の「一般用医薬品のリスク区分」に詳細な考え方と区分リストがまとめられており、第1類の具体的な位置付けを確認できます。


一般用医薬品のリスク区分(厚生労働省)


一般用医薬品分類一覧と第2類・指定第2類医薬品の実務ポイント

一般用医薬品分類一覧のなかで最もボリュームが大きく、日常診療との接点が多いのが第2類医薬品と指定第2類医薬品です。 第2類医薬品は、副作用や相互作用などの項目で「注意を要する」と評価された一般用医薬品で、かぜ薬、解熱鎮痛薬、胃腸薬、鎮咳去痰薬など日常生活で使用頻度の高い製品が多数含まれます。



指定第2類医薬品は、第2類医薬品のなかでさらに注意を要するとされたグループで、包装や陳列に「2」のマークが強調されるなど、生活者に注意喚起を行う工夫が求められています。 販売に携わる薬剤師・登録販売者には、指定第2類医薬品に対する積極的な情報提供が推奨されており、相談がない場合でも声かけを行う店舗運用が多く見られます。


医療従事者から見ると、指定第2類医薬品には「他の薬との飲み合わせで問題が生じやすい成分」や「過量投与・長期連用によるリスクが高い成分」が含まれるため、患者が自己判断で継続服用していないかを問診で確認することが重要です。



一般用医薬品分類一覧を院内で活用する際の実務上の工夫として、よく処方する薬効群ごとにOTC第2類・指定第2類の代表成分をリストアップし、「外来問診用チェックリスト」として共有する方法があります。 例えば、NSAIDs系解熱鎮痛薬、総合感冒薬、漢方薬などについてOTCでの自己購入が多いため、診察時に「第2類・指定第2類の市販薬使用の有無」を確認するテンプレートを電子カルテに組み込むと、重複投与を減らせます。


また、指定第2類医薬品の一部は、保険薬局のOTC棚では意外に目立つ場所に陳列されていることがあり、「手に取りやすさ」と「注意喚起」がせめぎ合う現場事情があります。 医療従事者がドラッグストア店頭を実際に観察し、陳列と説明の実態を把握しておくと、患者からの相談に対してより具体的な助言ができるようになります。



第2類医薬品の全体像や指定第2類の考え方については、医薬品情報サイトの分類解説ページでも図表つきで詳しく解説されています。


必ず知っておきたい!医薬品の分類について表を用いて詳しく解説!


一般用医薬品分類一覧と第3類医薬品・薬局医薬品の位置づけ

一般用医薬品分類一覧のうち、第3類医薬品は「第1類および第2類に該当しない一般用医薬品」として位置付けられ、比較的リスクが低いと評価された製品群です。 第3類医薬品には、ビタミン剤、整腸剤、うがい薬、外用消毒薬など、セルフメディケーションにおいて継続利用されることの多い製品が多く含まれています。



リスクが比較的低いとはいえ、第3類医薬品でも長期服用による過量摂取や、他の医薬品・サプリメントとの重複による問題が起こりうるため、医療従事者は「第3類だから安全」と短絡的に評価しないことが重要です。 例えば、ビタミンB群やビタミンD製剤を複数製品から同時に摂取している患者では、総摂取量が相当量に達していることがあり、肝機能や腎機能に影響する可能性が指摘されています。


さらに、整腸剤や乳酸菌製剤などの第3類医薬品は、プロバイオティクスとしての作用を期待して自己選択されることが多く、患者によっては「食品・サプリメント扱い」として服薬履歴に申告しないケースもあります。 医療従事者は、服薬状況を確認する際に「市販の胃腸薬やビタミン剤を含む一般用医薬品分類一覧の第3類」を意識して質問することで、情報ギャップを埋えることができます。



「薬局医薬品」という分類は歴史的には一般用医薬品の一部として位置付けられ、薬局でのみ販売可能な医薬品を指していましたが、現在は要指導医薬品や一般用医薬品の枠組みの中で再整理されています。 検索上位の記事では、第1類・第2類・第3類の区分に比べ薬局医薬品の解説は簡略に扱われることが多いものの、地域によっては依然として用語が混在しているため、院内スタッフ間で用語の統一を図っておくと誤認識を防げます。


一般用医薬品分類一覧のなかで、第3類医薬品は「セルフメディケーションの入口」として位置付けられがちですが、慢性疾患患者では「サプリに近い第3類医薬品を複数併用しているケース」が少なくないため、医師・薬剤師・看護師が連携して情報把握を行う必要があります。



一般用医薬品や薬局医薬品の歴史的な分類と実務上の注意点については、「薬のこと まるわかり ~意外と知らない薬の知識」で、薬局における販売区分の変遷が図解されています。


薬のこと まるわかり ~意外と知らない薬の知識


一般用医薬品分類一覧と厚生労働省・PMDAのリスク区分リスト活用(独自視点)

一般用医薬品分類一覧を医療従事者が実務で活用するうえで、検索上位記事ではあまり強調されない重要なポイントが、厚生労働省とPMDA(医薬品医療機器総合機構)が公開している正式な区分リスト・添付文書情報の活用です。 厚生労働省は「一般用医薬品の製品群と主な製品」や「一般用医薬品の区分リスト」において、成分・製品名ごとにリスク区分と分類を明示しており、これは医療従事者にとって事実上の「公式一般用医薬品分類一覧」と言えます。



PMDAの「一般用医薬品・要指導医薬品 添付文書等情報検索」では、販売名や成分名から添付文書(使用上の注意)や患者向け説明文書を検索でき、OTCを含む医薬品情報を横断的に確認できます。 多くのブログ記事では「第1類は薬剤師のみ販売」「第2類は登録販売者も販売可能」などの概要説明にとどまっていますが、医療従事者が実際に安全性評価を行う場面では、PMDAの添付文書に記載された禁忌・慎重投与・相互作用の記載を確認することが不可欠です。


例えば、一般用医薬品分類一覧の中で第2類医薬品に位置付けられている一部の解熱鎮痛薬は、高齢者や腎機能低下患者に対する注意喚起が添付文書で詳細に述べられており、処方薬との重複時には特に慎重な評価が必要です。



意外なポイントとして、厚生労働省の区分リストは改正のたびに更新されており、過去の通知文書を追うことで「ある成分が第2類から第1類へ移行した」「指定第2類の指定が解除された」といった変遷を確認できます。 これにより、リスク評価の変化や副作用情報の蓄積状況を推測でき、現場での安全対策や患者説明に深みを持たせることが可能です。


また、電子カルテや院内情報システムと連携させて、PMDAの添付文書URLを患者教育資料のテンプレートに組み込むことで、「一般用医薬品分類一覧」に含まれるOTC製品についても、エビデンスに基づいた説明が行いやすくなります。 医療従事者自身がPMDA検索を使いこなすことは、検索上位の一般向け記事よりも一段踏み込んだ安全性評価を行ううえで大きな強みになります。



PMDAの添付文書検索ページでは、一般用医薬品や要指導医薬品を対象に販売名や成分名からの検索が可能で、医療従事者がOTCの詳細情報を確認する際に非常に有用です。


一般用医薬品・要指導医薬品 添付文書等情報検索 - PMDA


一般用医薬品分類一覧と医療従事者の説明・服薬指導の工夫

一般用医薬品分類一覧を前提にした患者説明・服薬指導では、「分類用語の意味」と「具体的な生活行動」を結びつけて伝える工夫が重要です。 例えば、「第1類医薬品だから薬剤師の説明が必須です」と伝えるだけでなく、「処方薬に近い強さ・リスクがあるので、今飲んでいる薬との組み合わせを必ず相談してください」と生活者目線の行動指針に落とし込むことが、セルフメディケーションを安全に進めるうえで役立ちます。



一般用医薬品分類一覧に沿った説明を行う際のポイントとして、以下のようなチェックリスト形式の声かけが挙げられます。




  • 「今飲んでいる処方薬と同じ成分の一般用医薬品を重ねて飲んでいませんか?」と具体的に質問する。

  • 「第2類・指定第2類の市販薬を1週間以上続けて服用していませんか?」と期間を区切って確認する。

  • 「ビタミン剤や整腸剤など第3類医薬品も含めて、すべての市販薬を教えてください」と範囲を明示する。

  • 「ネット通販で購入した一般用医薬品も含めて、服用している製品一覧を紙やスマホにメモして持参してください」と具体的な行動を提案する。


さらに、一般用医薬品分類一覧を活用した服薬指導では、患者の自己管理スキルに応じて説明の粒度を調整することが重要です。 高いヘルスリテラシーを持つ患者には、厚生労働省やPMDAの公式情報源を紹介し「自分でリスク区分を確認する方法」を教えることが有効であり、逆に情報過多で混乱しやすい患者には「この症状に対してこの一般用医薬品を選ぶときの3つのポイント」といった簡潔なガイドにまとめる工夫が必要です。


医療従事者自身が一般用医薬品分類一覧を的確に理解し、リスク区分の意味を咀嚼したうえで患者ごとの説明戦略を柔軟に組み立てることで、セルフメディケーションの質と安全性を高めることができます。



一般用医薬品の適正使用やセルフメディケーションの考え方については、厚生労働省の通知文書や解説資料が参考になります。


一般用医薬品の区分リストについて(厚生労働省通知)

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