テルミサルタン 副作用 むくみ 腎機能 尿量減少 血管性浮腫

テルミサルタン服用中のむくみは、腎機能障害や血管性浮腫の初期症状の可能性も。薬剤師視点の意外な情報と対処法を解説。むくみが出たらどうすべき?

テルミサルタン 副作用 むくみ

テルミサルタンとむくみの関係
🩺
腎機能障害による尿量減少

尿量減少とともに全身のむくみ現れる可能性

⚠️
血管性浮腫のリスク

顔面・口唇・咽頭 喉頭 舌の腫れ 呼吸困難 0.1%未満

💊
主な副作用の頻度

低血圧 めまい ふらつき 発疹 頭痛 かゆみ じん麻疹

テルミサルタンはアンジオテンシンII受容体拮抗薬(ARB)に分類される高血圧治療薬で、1日1回の服用で24時間の降圧効果が期待できる持続性AT1受容体ブロッカーです。胆汁排泄型という特徴があり、腎臓の悪い方でも使いやすいというメリットがあります。


参考)テルミサルタンの副作用・効果が出るまでの期間を医師が解説


しかし、テルミサルタンの服用中に「むくみ」を感じた場合、それは単なる水分貯留ではなく、重大な副作用の初期症状である可能性も否定できません。


参考)https://ubie.app/byoki_qa/medicine-clinical-questions/lvd1crx_d


テルミサルタン 副作用 むくみ 腎機能 尿量減少



テルミサルタン服用中のむくみで最も注意すべきは、腎機能障害の初期症状として現れる「尿量減少」とそれに伴う全身性の浮腫です。


参考)くすりのしおり : 患者向け情報


薬剤師が実際に患者さんから相談を受けて気付くのは、むくみの出現時期と薬剤の開始時期や増量時期が一致しているケースです。特に高齢者や既存の腎疾患を持つ患者さんでは、血圧低下による腎血流量の減少が、尿量減少として現れることがあります。


参考)薬でむくむ?〜薬剤性浮腫の原因と対策〜


くすりのしおり(患者向け情報)には、次のように明記されています。


参考)くすりのしおり : 患者向け情報


  • 尿量減少、むくみ、全身倦怠感 腎機能障害
  • まれに下記のような症状があらわれ、腎機能障害 の初期症状である可能性があります
  • このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください


高齢の患者さんでは、ARNIや利尿薬との併用により、さらに腎機能への影響が強まる可能性があります。


参考)【新人薬剤師向け】高血圧治療を学ぶ-vol.2 症例から考え…


重要なのは、むくみが出たからといって自己判断で服薬を中止しないことです。高血圧そのものが腎症のリスクを高めるため、医師の指示のもとで適切な対応を取ることが肝心です。



テルミサルタン 副作用 むくみ 血管性浮腫 顔面 喉頭 舌

テルミサルタンの最も重篤な副作用の一つが「血管性浮腫」です。


参考)テルミサルタン錠40mg「フェルゼン」の基本情報(薬効分類・…


血管性浮腫は頻度0.1%未満とされていますが、顔面、まぶた、唇、舌、口の中、喉頭などの急な腫れが特徴で、喉が詰まる感じや息苦しさを伴うことがあります。



気道が塞がると命に関わるため、ただちに医師の診察が必要です。



PMDA 別紙9 テルミサルタン 重大な副作用 血管性浮腫 頻度 0.1%未満 顔面腫脹 咽頭浮腫 喉頭浮腫 舌浮腫
PMDAの添付文書に明記されている血管性浮腫の詳細情報


意外な情報として、腸管が腫れて腹痛や嘔吐、下痢を伴う腸管血管性浮腫も報告されています。消化器症状だけだと、他の原因と誤診されやすいので注意が必要です。



テルミサルタン 副作用 むくみ 薬剤師 視点 意外 情報

一般的な情報サイトではあまり触れられていませんが、薬剤師の視点から見た「意外な情報」をいくつか紹介します。



  • 胆汁排泄型ARBの特性:テルミサルタンは肝臓で代謝され胆汁を通じて排泄されるため、腎機能が低下している患者さんでも血中濃度が高くなりすぎにくいという特徴があります。このため、腎機能が低下している患者さんには使いやすいARBとされています。


参考)高血圧治療薬テルミサルタン(ミカルディス)


  • むくみと薬の組み合わせ:テルミサルタン単独ではむくみはあまり見られませんが、アムロジピン(カルシウム拮抗薬)との併用製剤(ミカトリオなど)では、アムロジピンによる末梢血管拡張作用でむくみが出やすくなることが知られています。


参考)https://ubie.app/byoki_qa/medicine-clinical-questions/s30rwbvxue2


  • 肝障害がある場合の最大量:肝障害がある場合には、最大量は1日1回2錠(40mg)までと制限されています。高齢者や肝機能が低下している患者さんでは、代謝が緩やかになるため、少量から開始して慎重に増量することが推奨されます。



  • 飲み合わせの注意点:市販の痛み止め(NSAIDs)との併用で腎機能がさらに低下し、むくみや尿量減少が悪化する可能性があります。



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熊本県立総合医療センターによるテルミサルタンの副作用と市販薬の飲み合わせに関する注意点


テルミサルタン 副作用 むくみ 薬でむくみ 出たとき 対応 対処法

薬でむくみが出たかも?と思った時の対処法は以下の通りです。



1. 服用薬の確認を
- むくみが始まった時期と、薬の開始時期に関連がないかを確認することが重要です
- 新しく追加された薬や増量された薬が原因の可能性があります


2. 自己判断で中止しない
- 薬が原因かもしれないと思っても、自分で薬を止めてしまうと症状が悪化したり、元の病気が悪化したりすることがあります
- 勝手な中止はせずに必ず医師や薬剤師に相談して判断するようにしてください


3. 必要に応じて薬の調整
- 医師が判断し、薬の量を減らしたり、他の薬に変更したりすることで、むくみが改善することがあります
- 軽度であれば様子を見ることもありますが、ひどい場合は薬の調整が必要です
- 長期連用は避け、医師と相談を


4. 医師の診断を受ける
- 薬剤性に限らずさまざまな原因でむくむことはあります
- そのためしっかりと医師の診断を受けるようにしましょう


むくみが続く場合や気になる場合は、まずはかかりつけ医に相談し、適切な対応を受けましょう。



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