
居宅療養管理指導の「点数」は、介護保険では「単位数」として設定されており、薬局薬剤師が算定する場合の基本単位は「単一建物居住者数」に応じて変動します。
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具体的には、薬局薬剤師による居宅療養管理指導費は以下のように整理できます。
| 薬局薬剤師の区分 | 単一建物居住者数 | 1回あたり単位数(令和6年度) |
|---|---|---|
| 薬局の薬剤師 | 1人 | 518単位 |
| 薬局の薬剤師 | 2~9人 | 379単位 |
| 薬局の薬剤師 | 10人以上 | 342単位 |
| 薬局の薬剤師 | 情報通信機器を用いる場合 | 46単位 |
令和6年度改定では、いずれも1単位ずつの引き上げが行われており、診療報酬側の在宅患者訪問薬剤管理指導料との評価バランスをとる形での調整とされています。
居宅療養管理指導 薬局 点数を算定するためには、介護保険上の算定要件を満たす必要があり、単に「薬を持って行って説明した」だけでは認められない点に注意が必要です。
代表的な算定要件は、次のように整理できます。
算定頻度については、一般的な要介護者の場合、薬局薬剤師による居宅療養管理指導は「月4回まで」「2回以上算定する場合は6日以上の間隔を空ける」ことが原則とされています。
参考)居宅療養管理指導とは?|薬局薬剤師の役割・算定要件・2026…
一方で、がん末期患者、中心静脈栄養を行っている患者、注射による麻薬投与を受けている患者などについては、週2回かつ月8回まで算定可能とされ、在宅緩和ケア・栄養管理を支える高頻度介入が評価されています。
参考)【令和6年度介護報酬改定】薬局薬剤師が行う居宅療養管理指導の…
令和6年度改定では、薬局薬剤師による情報通信機器を用いた居宅療養管理指導の評価が見直され、在宅患者オンライン薬剤管理指導料と同等の評価となるよう単位数が増加するとともに、算定可能回数も拡充されました。
従来はオンラインによる居宅療養管理指導が「月1回」「45単位/回」に制限されていましたが、改定後は「月4回」「46単位/回」とされ、在宅医療におけるICT活用を後押しする内容になっています。
オンライン居宅療養管理指導の実務上の注意点として、以下が挙げられます。
さらに、介護報酬改定では、麻薬持続注射や在宅中心静脈栄養などに関する加算も導入されており、薬局が麻薬小売業者免許や高度管理医療機器販売業許可等を取得している場合、居宅療養管理指導に付随する形で追加の単位数が算定可能です。
これらの加算は、在宅緩和ケアや栄養管理に深く関わる薬局にとって経営面・医療の質の両方で重要な評価となるため、許可・届出の取得状況を一度棚卸ししておくことが推奨されます。
居宅療養管理指導におけるオンライン評価や加算の全体像を整理した行政資料のまとめとして、以下のような解説サイトが有用です。
参考)【令和8年度版】調剤ベースアップ評価料の解説と行政資料・疑義…
オンライン評価や単位数の一覧・疑義解釈の確認に役立つ参考リンク:
居宅療養管理指導費、介護予防居宅療養管理指導費の解説と行政資料・疑義解釈まとめ
居宅療養管理指導の対象者は、要介護認定(原則要介護1~5)を受けており、医師が在宅医療の必要性を認めた患者が中心ですが、40歳以上の特定疾病患者も含まれる点が特徴です。
特定疾病にはがん、脳血管疾患、慢性閉塞性肺疾患、変形性関節症などが含まれ、3~6カ月以上要介護・要支援状態が継続する可能性が高いと考えられる疾患が列挙されています。
居宅療養管理指導は薬剤師だけでなく、医師、歯科医師、歯科衛生士、管理栄養士なども算定でき、それぞれ単位数が異なります。
参考)居宅療養管理指導の点数・単位数の算定方法まとめ!加算算定率は…
代表的な差異として、以下のようなポイントがあります。
薬局薬剤師が実務で意識すべきなのは、「同一利用者に複数職種が居宅療養管理指導を実施する場合の役割分担」と「訪問日程の調整」です。
薬剤師が一方的に訪問を増やしても、ケアプラン全体との整合性を欠けば介護給付としての評価に支障を来すため、ケアマネジャーとの対話の中で他職種の訪問と合わせた「在宅チームとしての介入設計」を行うことが重要です。
ここでは、検索上位の記事ではあまり強調されていない「算定漏れ・減算リスク」に焦点を当て、薬局現場で意外と見落とされがちなポイントを整理します。
加えて、令和6年度介護報酬改定では、「居宅療養管理指導における高齢者虐待防止措置・業務継続計画の策定等に係る経過措置期間の延長」が盛り込まれており、薬局も中長期的にはこれらの体制整備を求められる方向性にあります。
在宅医療の一翼を担う薬局として、単に点数・単位数を追うだけでなく、サービス提供の質と事業継続性の両面から「介護保険事業者としての責務」を再確認しておくことが、今後の改定に備えるうえでも重要といえるでしょう。
居宅療養管理指導 薬局 点数と算定要件・改定内容を包括的に解説している薬剤師向け記事として、以下のような参考リンクも有用です。
算定要件から訪問の流れ、令和6年度改定のポイントまで一通り確認できる参考リンク:
【2024年度改定版】居宅療養管理指導とは?算定要件をわかりやすく解説
在宅業務のある薬局で、初めて居宅療養管理指導の担当患者を持つ薬剤師に向け、制度や実務の流れを整理した参考リンク:
薬局で居宅療養管理指導を算定するために押さえたいポイント
薬局薬剤師の視点で令和6年度介護報酬改定内容をコンパクトにまとめた参考リンク:
令和6年度介護報酬改定で薬局薬剤師が行う居宅療養管理指導の見直しポイント
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