generallyに研究は「基礎研究、応用研究、開発研究」に分類され、医学系研究では「応用研究、開発研究」が臨床研究に相当し、それらと対比して使われることが多いです。 基礎研究は科学の基盤を築くための研究で、宇宙や物質の理解を深めます。 実用性は求められませんが、後の技術革新につながる重要な役割を果たしています。
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OECD(経済協力開発機構)が策定した「Frascati Manual 2015(フラスカティ・マニュアル2015)」では、基礎研究を「何ら特定の応用や利用を目的とすることなく、現象および観測可能な事実の基礎となっている事柄についての新しい知識の獲得を主眼として行われる実験的、あるいは理論的な活動である」と定義しています。
参考)https://www.stat.go.jp/info/kenkyu/kagaku/r2/pdf/1siryo3.pdf
基礎研究で発見された知識を利用して、革新的な技術や製品の開発など特定の目標を定めて実用化を探るのが応用研究です。 日本では、基幹統計である科学技術統計調査において「特別な応用、用途を直接に考慮することなく、仮説や理論を形成するため、又は現象や観察可能な事実に関して新しい知識を得るために行われる理論的又は実験的研究」と定義されています。
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研究は大きく3つの段階に分類されます。各段階の目的と特徴を整理します。
| 研究段階 | 目的 | 具体的な内容 | 主な実施主体 |
|---|---|---|---|
| 基礎研究 | 仮説や理論を作り出す | 現象や事実を説明するための研究。実用性を考慮せず、利益を得られる可能性が低い | 大学、研究機関 |
| 応用研究 | 実用化を目的とする | 基礎研究の成果を利用して、特定の目標を定めて実用化の可能性を確かめる研究 | 大学、企業 |
| 開発研究 | 改良・改善を進める | 材料や製品の開発・改善、システムや工程の開発・改良を目標とする研究 | 企業 |
参考)基礎⇒応用⇒開発と変化する研究段階|研究者教育研究家-Ham…
基礎研究と応用研究の違いを、仕事内容・業界別のイメージ・向いている人の特徴などの観点から丁寧に解説します。 どちらも「研究」という言葉を含んでいますが、目的・進め方・働き方には大きな違いがあります。 間違った方向に進んでしまうと、「思っていた仕事と違う…」と後悔することにもなりかねません。
参考)https://www.witc.co.jp/blog/vf4nbp0/
応用研究とは、基礎研究で得られた知識や理論を実用的な目的に応用するための研究です。 この段階では、新しい技術や製品のアイデアが生まれ、具体的な開発に向けた準備が進められます。 開発研究とは、応用研究で得られたアイデアや技術を具体的な製品やサービスに落とし込むための研究です。 この段階では、プロトタイプの製作や実用化に向けた試験・改良が行われます。 開発研究の目的は、市場で競争力のある製品やサービスを生み出すことです。
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医療・薬学分野における基礎研究の具体例を見てみましょう。創薬・医療技術基盤プログラムでは、基礎研究から生まれたシーズを、製薬企業における創薬プロセスや、医療の現場で実際に活用される技術に最適化させるため、創薬及び医療技術のテーマ・プロジェクトとして推進しています。
具体的には、基礎研究で培われたすぐれたシーズを発掘し、理研の各センターなどに設置された創薬基盤ユニットや外部ネットワークを活用して最適化を図り、最終的に企業や医療機関にアライアンスすることが目標です。 創薬・医療技術基盤プログラムを中心に、ライフサイエンス系の各研究センターに置く創薬研究基盤ユニットが連携して低分子モダリティに対して創薬支援を実施しています。
基礎研究の具体例として、以下のようなものがあります。
材料科学の分野にいるものとして、基礎研究とは科学の原理・新物質の創製に関する研究と定義でき、次のように分類できます。 基礎研究とは、科学分野において、特定の現象や分野についての知識を理解し、拡張するために行われる研究のことです。 また、純粋調査や基礎研究としても受け入れられています。
このような研究は、知的な知の体系に貢献するものです。 基礎研究は、知識の一分野での理論の一般化に関わるもので、その目的は通常、研究の最初の論文を確認または反証するデータを生成することである。 「基礎研究」とも呼ばれ、この基礎の上にさまざまなものが築かれ、より実用化されていく。
日本の科学研究の現状について研究者の評価を聞く、文部科学省の研究所の昨年度の調査結果がまとまり、研究費や人材など研究を支える環境に対して基礎研究を中心に危機感が広がっていることが分かりました。
参考)https://www3.nhk.or.jp/news/special/sci_cul/2019/04/news/news_190412_3/
このうち「国の科学研究費助成事業は、課題を積極的に探索し、挑戦することに十分寄与しているか」の設問に対しては、5.3点ともっとも高い評価となりました。 一方、「基礎研究から国際的に突出した成果が十分生まれているか」は3.7点と低く、3年前と比べても0.92ポイント悪化しました。 また、「イノベーションのもととなる基礎研究の多様性は十分確保されているか」も2.7点と低く、こちらも3年前と比べて0.61ポイント悪化しました。
悪化の理由としては「研究人材への報酬が少ない」や、「特定分野へ資金などが過度に集中している」といった意見がありました。 科学技術・学術政策研究所は「研究費や、研究時間、そして人材など研究を支える環境に対して基礎研究の分野を中心に危機感が広がっている」と分析していて、今後の対策が急務としています。
日本の基礎研究に対する社会的支持は表面的には高いものの、「儲からない研究は意味がない」という暗黙の意識が政策や資源配分に深刻な影響を与えており、ノーベル賞受賞者らが警鐘を鳴らす研究力低下を招いています。 本報告書は、内閣府・文部科学省・NISTEPの調査データ、国際比較、研究者の証言、産業界の動向を包括的に分析し、日本の基礎研究が直面する意識の問題とその影響を明らかにします。 最も重要な発見は、日本人の87%が政府の科学研究投資を支持しているにもかかわらず、実際の政策では基礎研究への配分が他国と比較して著しく低いことです。
参考)日本人の基礎研究に対する意識:学術的調査報告書|Educat…
基礎研究の重要性については、多くの人が「将来的な技術革新の基盤になるから」という答えを思い浮かべるでしょう。しかし、それだけではありません。基礎研究には、より深遠で意外な重要性が隠されています。
実は、基礎研究の本当の価値は「予測不能なブレークスルー」を生み出す点にあります。応用研究や開発研究は、特定の目標や課題解決に向かって進みますが、基礎研究は「何が重要になるか分からない」探求を許容します。この自由度こそが、時として人類の歴史を変えるような発見を生むのです。
例えば、一見すると「役に立たない」と思われる基礎研究が、数十年後に画期的な技術の基盤になることがあります。 基礎研究は科学の基盤を築くための研究で、宇宙や物質の理解を深めます。 実用性は求められませんが、後の技術革新につながる重要な役割を果たしています。
このプロセスは、一般的な研究手法と同じステップを踏みます。 最も重要なポイントは、完璧に定義されたケーススタディを含む論文や理論を定義することです。 これは、特定の場所で観察された現象や問題でも構いません。
東京大学:基礎研究 - 医療情報をわかりやすく発信するプロジェクト