急性膵炎 症状 犬 の 初期 兆候 と 嘔吐

犬の急性膵炎の初期症状や嘔吐、腹痛などのサインを詳しく解説。緊急性が高い症状や合併症リスク、治療法も。愛犬の変化に気づけますか?

急性膵炎 症状 犬

急性膵炎 症状 犬 の 初期 兆候 と 嘔吐

犬の急性膵炎では、さきほどまで元気にしていた状態から突然、激しい嘔吐や元気消失が見られるようになるのが特徴です。 初期によくみられる症状としては、以下の消化器症状が挙げられます。


参考)犬の急性膵炎の症状と原因、治療法について


  • 嘔吐:繰り返し起こり、吐き止めの薬を飲んでも治まらないことが多い
  • 食欲不振:強い腹痛により、大好きな食べ物にも興味を示さなくなる
  • 元気・活力の低下:普段よりぐったりしている、散歩を嫌がる、動きが鈍くなる
  • 腹痛のサイン:前足と顎など頭部を地面につけ、お尻を高く上げる「祈りのポーズ」
  • 下痢:泥状〜水様性の下痢を伴うことがある


特に嘔吐は9割近くの犬で食欲不振とともに見られ、膵炎の初期症状として最も頻度が高いサインです。 胃腸炎と症状が似ているため、初期段階では見逃されやすい病気の一つですが、一度発症すると激しい痛みや脱水、全身性の炎症を引き起こし、多臓器不全に至るリスクもあるため注意が必要です。


参考)犬の膵炎:初期症状と致命的リスクを解説 - PetVoice…


急性膵炎 症状 犬 の 重症化 と 緊急性 高い サイン

急性膵炎が重症化すると、以下の緊急性が高い症状が現れます。 膵臓の炎症が全身に波及し、播種性血管内凝固(DIC)と呼ばれる状態に陥ると、血小板が不足して内出血を起こしやすくなります。


参考)犬の急性膵炎(きゅうせいすいえん) - ヒロ動物病院|金沢市…


  • 脱水:皮膚の弾力がない、歯茎が乾燥しているなど、重度の脱水症状
  • ショック症状:歯茎の色が白っぽい・青白い、呼吸が浅く速い、ぐったりして意識が朦朧としている
  • 黄疸:膵臓の炎症が肝臓や胆管に波及し、白目や歯茎が黄色くなる
  • 全身の震えや虚脱:激しい痛みや全身性の炎症による体力の消耗で、立っていられなくなり、震えが止まらない
  • 発熱:全身の炎症反応が強くなると、高熱を出すことがある


これらの症状が見られた場合は、急性膵炎の重症化が疑われ、一刻を争う緊急事態です。 すぐに動物病院に連絡し、受診する必要があります。重症例では全身の血管内で微小な血栓が形成され(播種性血管内凝固といいます)、それが血管内で詰まることで多臓器不全が引き起こされ、その結果亡くなってしまうこともあります。



急性膵炎 症状 犬 の 診断 検査 と 特異的リパーゼ 値

  • 血液検査:全血球計算(白血球の増加、好中球の左方移動、軽度貧血)、生化学検査(肝酵素の軽度上昇、リパーゼの上昇、膵特異的リパーゼの高値、CRPの上昇、ビリルビンの上昇など)
  • 膵特異的リパーゼ検査:膵臓で産出される消化酵素であるリパーゼを検出し、膵炎では80%以上の症例で上昇すると言われています


参考)https://www.pochi.co.jp/ext/magazine/2022/05/vets-column2205.html

  • 超音波検査:腹部X線検査に比べてより特異的であるが、門脈圧亢進症や低アルブミン血症でも膵水腫がみられることがあるため、膵臓の腫大だけでは膵炎の診断は確定しない


参考)https://www.medicalexpo.com/ja/seizomoto-iryo/kiwado-61180.html


アミラーゼやリパーゼの血中濃度が上昇することがありますが、これらの値が必ずしも膵炎に特異的でないため、他の疾患と区別する事がまず不可能です。 この膵特異的リパーゼとは、膵臓で産出される消化酵素であるリパーゼを検出し、膵炎では80%以上の症例で上昇すると言われています。


参考)実は診断が難しい!?犬の急性膵炎の症状と診断について – 湘…


急性膵炎 症状 犬 の 食事 療法 と 低脂肪食 選び方

膵炎の犬の食事では「低脂肪」がキーワードになります。 嘔吐などの症状をコントロール出来ているけれど、自力でのご飯を食べられない場合にはチューブを使った強制給餌なども勧められます。


参考)犬の膵炎の食事療法・栄養管理|低脂肪食の与え方作り方を獣医師…


  • 低脂肪食の目安:犬用ドライフードでは脂肪を10%くらいに抑えるのが目安


参考)https://item.rakuten.co.jp/ashu/c/0000002399/

  • 消化の良いタンパク質:ささみは100gあたり脂質0.5gと、鶏もも肉の100gあたり脂質14.6gと比べてとても低脂肪


参考)犬の膵炎で食べてはいけないものは?食べられるものや改善方法を…

  • 避けるべき食材:脂の多いお肉、まぐろのトロやトロサーモン、人間用に調理された揚げ物や炒め物、スナック菓子や焼き菓子、オリーブオイルなどのオイル類、バター、生クリーム、ナッツ類


  • 療法食の継続:高脂血症がない場合でも、膵炎から回復後2週間〜1ヶ月位は低脂肪食を継続



食事は嘔吐がおさまってから少しずつ、水や消化の良い低脂肪食を様子を見ながら与えていきます。 膵炎に配慮した療法食は、栄養バランスが調整されており、再発予防に有効です。 一般のフードの中から低脂肪ドッグフードを選ぶなら、脂質が10%以下であれば比較的低脂肪のフードといえます。



急性膵炎 症状 犬 の 予後 と 合併症 リスク 管理

犬における急性膵炎(AP)に関する理解は進んでいるにもかかわらず、死亡率は依然として高く、27~58%の範囲にあると報告されています。 急性膵炎は発症から48時間以内に治療を開始できるかが予後に大きく関わります。


参考)犬の急性膵炎の重症度評価と治療について|重症度評価篇 – 湘…


  • 死亡率:27~58%の範囲にあると報告


  • 治療開始の重要性:発症から48時間以内に治療を開始できるかが予後に大きく関わる


参考)犬の急性膵炎【獣医師執筆】犬の病気辞典

  • 合併症:糖尿病や膵外分泌不全などの大きな病気が続発することがある


  • 再発リスク:膵炎は一度発症すると繰り返しやすい病気


参考)犬の膵炎(すいえん)食事療法ガイド|脂質制限の基準と「再発さ…

  • 長期管理:基礎疾患として高脂血症がある場合には、低脂肪食を継続する



治療後に糖尿病や膵外分泌不全などの大きな病気が続発することがあります。 膵炎は、一度発症すると繰り返しやすい病気です。 点滴により循環血液量を維持することで膵臓への血流を保つ事が最も重要であり、多くの場合は入院による集中的な治療が必要となります。



急性膵炎 症状 犬 の 重要 ポイント
🚨
警戒すべき初期症状

繰り返し嘔吐、食欲不振、元気消失が突然見られたら要注意

🩺
祈りのポーズの意味

前足と顎を地面につけお尻を上げる姿勢は強い腹痛のサイン

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治療開始の重要性

発症から48時間以内に治療開始が予後に大きく影響