
手足口病は、エンテロウイルス属に分類されるコクサッキーウイルスA16、A6、A10、エンテロウイルス71(EV71)などが病原体となるウイルス性感染症です。 このウイルスは、経口・飛沫・接触の3つの経路で人から人へ感染します。
感染経路の詳細は以下の通りです。
エンテロウイルスは、アルコール消毒への耐性が比較的高く、塩素系消毒剤(次亜塩素酸ナトリウム)での消毒がより効果的とされています。 この特性が、家庭内や保育施設での感染拡大の一因となっています。
参考)手足口病とは?主な症状や原因、治療・予防方法を徹底解説
手足口病の潜伏期間は、一般的に3~6日と報告されています。 感染してから症状が現れるまでのこの期間中も、ウイルスは体内で増殖しています。
感染力が最も強い時期は、発症後最初の1週間、特に急性期(症状がある間)です。 しかし、注意すべきは、症状が回復してからもウイルスが長期にわたって排泄されることです。
参考)手足口病
また、感染しても発病しないままウイルスを排泄している場合もあるため、日頃からのしっかりとした手洗いが重要です。 この「不顕性感染(感染しても症状が出ない状態)」の存在が、手足口病の感染力を高める要因の一つです。
手足口病は「子どもの病気」というイメージが強いですが、実は大人も感染します。 大人への感染確率は、通常5~10%程度ですが、濃厚接触では20~30%に上昇します。
参考)手足口病は大人にもうつる?症状や潜伏期間を徹底解説|西春内科…
大人の手足口病の特徴として、以下の点が挙げられます。
特に免疫力が低下しているときや妊娠中に感染すると、重症化のリスクが高まるため注意が必要です。 医療従事者の場合、小児科や保育施設での勤務により感染リスクが高まる可能性があります。
参考)大人の手足口病に注意!症状や治療法、予防策を徹底解説(202…
手足口病には、有効なワクチンや予防薬はありません。 そのため、予防対策として以下の点が重要です:
参考)手足口病|国立健康危機管理研究機構 感染症情報提供サイト
家庭内で感染者が出た場合、以下の点に注意してください。
医療従事者にとって、手足口病の感染対策は特に重要です。小児科や保育施設関連の部署では、患者や園児との接触機会が多く、感染リスクが高まります。
また、医療従事者が感染した場合、症状がある間は出勤を控え、解熱後24時間以上経過し、全身状態が良好になってから復職するのが望ましいとされています。ただし、症状が回復してからもウイルスは長期にわたって排泄されるため、特にトイレ後の手洗いはしっかりするようにしましょう。
厚生労働省の手足口病に関する情報:手足口病 | 厚生労働省|厚生労働省
国立感染症研究所の手足口病(詳細版):https://id-info.jihs.go.jp/diseases/ta/hfmd/010/index.html
日本小児科学会の手足口病に関する情報:https://www.jpeds.or.jp/general/prevention/yobo-kansensho/kansensho03-11.html
手足口病の感染経路と予防方法について詳しく:手足口病
大人の手足口病の症状と対策:https://soujinkai.or.jp/himawariNaiHifu/hand-foot-and-mouth-disease/
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