
名古屋市内には複数の海外渡航ワクチン専門クリニックが存在します。代表的な医療機関として、名古屋駅前に位置する「名古屋ステーションクリニック」が挙げられます。こちらは完全予約制のトラベルワクチン専門クリニックで、A型肝炎・B型肝炎・破傷風・日本脳炎・狂犬病・腸チフス・髄膜炎・ダニ脳炎・ポリオ・コレラ・インフルエンザなど、幅広いワクチンを取り扱っています。
参考)海外渡航者向け予防接種専門 名古屋ステーションクリニック
また、藤が丘エリアでは「藤が丘オーキッドファミリークリニック」が予防接種を専門 olarakおり、小児および成人の定期接種・任意接種に加え、海外渡航者のための渡航ワクチンを専門に扱っています。さらに、名鉄病院予防接種センターでは定期予防接種のほか、海外渡航前の予防接種や留学・VISA申請に必要な予防接種を検査と組み合わせて実施しており、証明書の発行にも対応しています。
参考)トラベルクリニックとは|名古屋市名東区の予防接種センター 藤…
選択のポイントとしては、以下の要素が重要です。
名古屋ステーションクリニック 公式サイト
藤が丘オーキッドファミリークリニック トラベルクリニック
名鉄病院 予防接種センター
海外渡航ワクチンは原則として自費診療(保険適用外)となります。名古屋市および愛知県内のクリニックにおける標準的な費用は以下の通りです:
参考)名古屋の海外渡航ワクチン・予防接種|クリニックテルミナ
| ワクチンの種類 | 薬剤名(例) | 基本接種回数 | 費用(税込・1回) |
|---|---|---|---|
| A型肝炎 | エイムゲン | 3回(または2回) | 16,800円 |
| B型肝炎 | ビームゲン | 3回 | 7,500円 |
| 破傷風 | 沈降破傷風トキソイド | 1~3回(接種歴による) | 3,500円 |
| 狂犬病 | ラビピュール | 3回(渡航前接種) | 16,000円 |
| 日本脳炎 | ジェービックV | 1~3回(接種歴による) | 7,500円 |
| 腸チフス | ティフィム-TPV(国産) | 1回 | 10,000円 |
| 髄膜炎菌 | 輸入ワクチン | 1回 | 10,000円前後 |
総費用は、必要なワクチンの種類と接種回数によって大きく変動します。例えば、A型肝炎(3回)+B型肝炎(3回)+破傷風(1回)の場合、合計で約7万円前後が目安となります。さらに、初診料(3,300円)や再診料(1,100円)、予防接種証明書発行料(3,300円~8,800円)が別途発生する場合があります。
参考)トラベルワクチン外来
予算を抑えるコツとして、以下の戦略が有効です。
渡航先地域によって推奨されるワクチンは大きく異なります。以下は、主要地域別の接種推奨ワクチンの目安です:
参考)https://www.meitetsu-hospital.jp/app/wp-content/uploads/2024/09/8eb47346bd67b866efa947244647adf8.pdf
| 渡航地域 | 強く推奨されるワクチン | 推奨されるワクチン |
|---|---|---|
| アジア(東南アジア・南アジア) | A型肝炎、B型肝炎、破傷風 | 日本脳炎、狂犬病 |
| アフリカ | A型肝炎、破傷風 | B型肝炎、日本脳炎、狂犬病、黄熱 |
| 中南米 | A型肝炎、破傷風 | B型肝炎、日本脳炎、狂犬病、黄熱 |
| 中近東 | A型肝炎、破傷風 | B型肝炎、日本脳炎、狂犬病 |
| 欧米・オセアニア | 破傷風 | B型肝炎 |
重要なポイントとして、以下のワクチンは特定の国・地域で入国時に証明書の提示を求められる場合があります。
愛知県では、黄熱ワクチンは中部空港検疫所でのみ接種可能です。名古屋検疫所(052-661-4131)または名古屋検疫所中部空港検疫所支所(0569-38-8192)で予約が必要です。
参考)定期予防接種、海外渡航時の予防接種(江南保健所) - 愛知県
愛知県 黄熱予防接種について
FORTH 予防接種実施機関検索
ワクチンによっては複数回の接種が必要であり、免疫が成立するまでに数週間を要する場合があります。以下の標準的な接種スケジュールを参考にしてください:
| ワクチンの種類 | 標準的な接種スケジュール(間隔) |
|---|---|
| A型肝炎 | 【1回目】➔(2~4週間後)➔【2回目】➔(半年~1年後)➔【3回目】 |
| B型肝炎 | 【1回目】➔(4週間後)➔【2回目】➔(24週間後)➔【3回目】 |
| 破傷風 | 過去に定期接種完了者:1回の追加接種で約10年間有効 未接種または履歴不明者:【1回目】➔(3~8週間後)➔【2回目】➔(6~12ヶ月後)➔【3回目】 |
| 狂犬病 | 【1回目】➔(7日後)➔【2回目】➔(21日または28日後)➔【3回目】 |
| 日本脳炎 | 過去に定期接種完了者:1回の追加接種(推奨) 未接種者:【1回目】➔(1~4週間後)➔【2回目】➔(1年後)➔【3回目】 |
💡 重要なお知らせ:渡航前までに2回目接種までは必ず終了させてください。3回目接種は帰国後に行うことも可能です。
理想的なタイミングとしては、渡航の2~3ヶ月前に相談を開始することです。特に、A型肝炎・B型肝炎・狂犬病など3回接種が必要なワクチンは、計画的なスケジュール管理が不可欠です。
医療従事者の方へ向けた、あまり知られていない重要な情報をお伝えします。
1. 破傷風ワクチンの選択で注意すべき点
日本では「沈降破傷風トキソイド(単独)」が主流ですが、海外(特に米国・欧州)では「Tdap(破傷風・ジフテリア・百日咳の3種混合)」が標準です。日本人は百日咳の免疫が低下している傾向があり、途上国ではジフテリアの流行も報告されています。このため、DPT3種混合またはDPT-IPV4種混合での追加接種が推奨されます。名鉄病院では、青年用DPT(Tdap・輸入)を10,000円で取り扱っています。
参考)ワクチン料金表
2. 黄熱ワクチンの特殊な事情
愛知県では黄熱ワクチンは中部空港検疫所でのみ接種可能ですが、2024年3月から名鉄病院予防接種センターでも取扱を開始しています。ただし、接種日は木曜日の午後に限定されており、完全予約制です。さらに、国際予防接種証明書(イエローカード)の発行には追加料金(3,300円~8,800円)が発生します。
参考)https://vc.kkch.net/info.htm
3. 狂犬病ワクチンの暴露前接種の真実
「狂犬病ワクチンは都市部滞在なら不要」というのがWHOの公式見解です。しかし、暴露前接種を2回完了して渡航し、もし咬傷された場合に2~3回追加する戦略が推奨されています。これは、現地で咬傷後に5回接種を完了するのが困難なケースが多いためです。動物研究者や郊外での作業予定がある方は、事前接種を検討すべきです。
4. 在庫変動と代替ワクチンの現実
一部のワクチン(特に破傷風トキソイド)は入荷が不安定で、「外傷後を優先」する方針のクリニックもあります。また、輸入ワクチン(Verorab〈狂犬病〉、タイバール〈腸チフス〉など)は国産ワクチンより安価な場合がありますが、在庫状況が流動的です。渡航が決まったら、早めに複数のクリニックに在庫確認をすることが重要です。
参考)予防接種 - 医療法人 名翔会・松柏会|セントラルクリニック…
名鉄病院 ワクチン料金表
名城病院 渡航ワクチンの予約方法について
留学・ビザ申請・海外赴任などの場合、英文診断書または予防接種証明書の提出を求められるケースがあります。名古屋市内の主要クリニックは、以下の書類発行に対応しています:
藤が丘オーキッドファミリークリニックは、海外赴任・出張・留学など、多様なニーズに対応しており、英文診断書の発行にも対応しています。また、名鉄病院予防接種センターでは「予防接種証明書(指定書式・英語)」の発行が可能で、VISA申請や海外企業の健康診断要件にも対応しています。
参考)海外赴任前から帰国後までワクチン・処方薬・健康管理サービス
注意点:証明書発行には、接種日から数日を要する場合があり、渡航の1~2週間前までに申請を済ませることが推奨されます。さらに、一部の国では「接種から10日以上経過していること」が入国要件となっているため、余裕を持ったスケジュール管理が重要です。
だいどうクリニック 予防接種センター・海外渡航センター
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