CYP阻害薬一覧と相互作用の実践

CYP阻害薬一覧を整理し、主要な阻害薬、代表的な相互作用、注意したい併用例を医療従事者向けに解説します。見落としやすい食品や意外な薬剤も含めて、現場で使える確認の視点をまとめました。どこから確認しますか?

CYP阻害薬一覧と相互作用

CYP阻害薬一覧の主要薬剤とCYP3A4



医療現場で特に重要なのは、CYP3A4を強くまたは中等度に阻害する薬剤です。代表例として、クラリスロマイシンエリスロマイシン、イトラコナゾール、ケトコナゾール、フルコナゾール、ベラパミル、ジルチアゼム、シメチジンが挙げられます。


参考)CYPに影響を与える薬剤
これらは併用薬の血中濃度を押し上げるため、眠気、ふらつき、低血圧、QT延長、横紋筋融解症などの副作用確認が必要になります。


参考)https://www.jsphcs.jp/wp-content/uploads/2025/02/202502.pdf

  • 抗菌薬: クラリスロマイシン、エリスロマイシン。
  • 抗真菌薬: イトラコナゾール、ケトコナゾール、フルコナゾール。
  • 循環器系: ベラパミル、ジルチアゼム。
  • 胃酸関連薬: シメチジン。


CYP阻害薬一覧で注意する併用薬のCYP3A4基質

CYP3A4阻害薬の影響を受けやすい基質薬には、トリアゾラム、フルニトラゼパム、カルバマゼピン、シンバスタチン、タクロリムス、シクロスポリン、アミオダロンなどがあります。


参考)http://www.nihs.go.jp/phar/pdf/DiGlTable1.pdf


CYP阻害薬一覧のCYP1A2と食品の落とし穴

CYP1A2では、シプロフロキサシンやフルボキサミンが阻害薬として重要です。CYP1A2は喫煙の影響も強く受けるため、禁煙や喫煙再開で薬物動態が変わる点が見落としやすいポイントです。


参考)CYP(シトクロムP450)による薬物代謝と薬物相互作用につ…
さらに、グレープフルーツジュースはCYP3A4阻害で有名ですが、食品由来の相互作用として現場で確認されやすいので、薬剤名だけでなく食習慣も同時に問診する価値があります。


  • CYP1A2阻害薬: シプロフロキサシン、フルボキサミン。
  • 喫煙関連: 喫煙で誘導がかかる薬がある。
  • 食品: グレープフルーツジュース。


CYP阻害薬一覧で見落としやすい中等度阻害薬

検索上位の定番は強い阻害薬ですが、臨床では中等度阻害薬の積み重ねが問題になります。ベラパミル、エリスロマイシン、フルコナゾール、シクロスポリン、シプロフロキサシンなどは、単独では見逃されても併用で影響が増幅しやすい薬です。


参考)CYP酵素による薬剤相互作用・リスク管理・薬剤選択について~…
独自の視点としては、外用薬でもCYP3A4阻害に関わる製剤がある点です。たとえばケトコナゾール外用やクロトリマゾール製剤が薬剤一覧に含まれており、内服薬だけを見ていると候補から外しやすいので注意が必要です。


参考)商品一覧 : CYP3A4阻害薬

  • 中等度阻害薬: フルコナゾール、ベラパミル、シプロフロキサシン。
  • 免疫抑制薬: シクロスポリン。
  • 外用剤: ケトコナゾール外用、クロトリマゾール製剤。


CYP阻害薬一覧を読む実務の確認ポイント

実務では「阻害薬かどうか」を単体で覚えるより、基質薬の危険度と患者背景をセットで見るほうが有効です。腎機能低下、肝機能低下、高齢、QT延長リスク、併用点数の多さが重なるほど、同じ阻害薬でも臨床的意味が大きくなります。


参考)日本医療薬学会、薬物相互作用リストを公開:日経DI
また、日本医療薬学会のリストは、注意すべきCYP阻害薬を網羅するものではなく、国内で臨床的に普及している薬を中心に整理した資料です。そのため、一覧をそのまま暗記するより、薬剤ラベルや添付文書、院内採用薬の確認に結びつけて使うのが現実的です。


  • 確認順: 併用薬、基質薬、患者背景、検査値。
  • 注意点: 多剤併用、腎機能、肝機能、QT延長。
  • 運用: 添付文書と院内採用薬で都度確認。


参考になる日本語資料として、薬物相互作用の整理表や解説資料があります。CYPの基質・阻害薬・誘導薬の考え方を確認する部分として有用です。

薬物代謝酵素ごとの基質と阻害薬を横断的に確認したい場合は、CYP別の一覧表が役立ちます。CYP1A2、CYP2C9、CYP2C19、CYP2D6、CYP3A4をまとめて俯瞰する補助資料として使えます。国立医薬品食品衛生研究所のCYP一覧


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